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2024宗教文化講座

法隆寺史 中 近世…法隆寺編

2023年10月20日 09時39分
法隆寺史 中 近世

近世の法隆寺を概観できる書籍は初とみられる。構成は、中世から近世へ―織豊期の法隆寺▽江戸前期の法隆寺▽法隆寺大工▽開帳・勧化と伽藍修復▽幕府・朝廷と法隆寺▽年中行事と法会▽寺院組織▽寺領と財政▽庶民の信仰と参詣――の全9章だ。

あまり知られていない法隆寺の東照宮を詳しく記している。大坂へ出陣する徳川家康の宿所となった阿弥陀院には東照宮があり木像を祀っていた。近世前期の古図によると流造・檜皮葺きの本殿を瑞垣が囲み、拝殿もあり、本地堂と御成御殿も描かれている。木像の行方は書かれていないが位牌の写真が掲載されている。また峯薬師は朝廷の信仰が特に篤く、60回を超える天皇・皇族の代参があった。

かつては興福寺の支配を受けたが中世末には自立。学侶方が主導権を握っていたが次第に弱まっていった。堂方(堂衆)は、修験を兼ねる行人方と、西大寺の叡尊に連なる律学方に分かれた。行人方は毎年90日間、上御堂に夏安居で参籠し裏山で修行した。裏山の蔵王堂の「掃除」や修理を巡り、行人方と律学方が争論、乱闘になることもあった。

また今の一源派の起源となる北室院の叡弁僧護・一源法倫を紹介するほか、知識人の法隆寺への関心の高まりを指摘し、屋代弘賢、猿渡盛章、伊能忠敬の訪問に触れている。

定価7480円、思文閣出版(電話075・533・6860)刊。

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