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2024宗教文化講座

新・空海論 仏教から詩論、書道まで…竹村牧男著

2023年11月1日 09時15分
新・空海論 仏教から詩論、書道まで

今年は弘法大師空海生誕1250年。「空海の深遠でしかも現代性を湛えた思想に魅せられてしまった」という著者が、人物像、密教思想、芸術を総合的に、空海の格調高い文章を通して解説する。広く仏教を学んできた研究者ならではの新視点が多く盛り込まれる。

本書で示される新視点は、最澄との決別の直接原因が最澄の『依憑天台集』にあったこと、同時代の書家には関心がなくもっぱら古代の書を愛したこと――などいくつもあるが、中でも強調するのが曼荼羅についてだ。曼荼羅というと胎蔵・金剛界の仏画が想起されるが「絵図が曼荼羅なのではない。そのもとの諸仏・諸尊等の存在そのものが曼荼羅」だと力説する。諸仏や衆生は相互に関係し合っており、立体的・動態的・多重的世界の「全体の中に自己は生かされており、その全体が自己」であるという。

空海思想のもう一つの核心である即身成仏についても「相互に渉入するあらゆる他者を具している身」が即身であり「一切の他者と相即・相入している中に自己は成立している」と説明。世界規模での対立と分断が懸念される今「まさに空海の包摂的でかつすべての意義を容認する思想」こそが求められると述べている。

定価4620円、青土社(電話03・3294・7829)刊。

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