PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
新規購読紹介キャンペーン
PR

野菜、豆、発酵食品がたっぷりとれる 毎日食べたいいまどき精進ごはん…青江覚峰著

2024年9月25日 09時35分
野菜、豆、発酵食品がたっぷりとれる 毎日食べたいいまどき精進ごはん

「料理僧」の著者による作りやすい精進料理のレシピ集。肉や魚、乳製品を使っていないので、ベジタリアンやハラル、アレルギーの人も日々の食事に取り入れやすい。無理なくおいしく作れ、仏教の知識も身に付く。

毎日家族の食事を作っている著者は、おいしくてボリュームのある簡単メニューを考案してきたという。定番のきんぴらごぼうから、ガレット、バーニャカウダなど洋風のものまで幅広く、主菜、副菜、おやつが紹介される。「精進ハンバーグ」は、大豆ミート、カシューナッツ、アーモンドをゆでてフードプロセッサーにかける。肉を使わなくても食べ応えがあり、青ジソと大根おろしがよく合う。「報恩講の炊き合わせ」は、流罪になった親鸞聖人の旅姿から、シイタケを笠、ゴボウを杖、厚揚げをわらじに見立てている。

ネギやニラなど野菜にも使えないもののある精進料理は、世界の食の中でも禁忌とする食材が多く、ほとんどの人が食べられると著者は記す。「いわば『食のユニバーサルデザイン』。異なる宗教、文化、思想、ライフスタイルを持つ人々が同じテーブルにつき、文字どおり『同じ釜の飯を食う』仲間となれる」と説く。精進料理の歴史などの読み物のほか、だしの取り方、食材、調味料、調理道具の解説も役立つ。

定価1980円、オレンジページ(電話0120・580799)刊。

佛教のこころ 筆墨幽遠 讃嘆詩

佛教のこころ 筆墨幽遠 讃嘆詩…菅田祐凖著

2月14日

西山浄土宗常光寺の住職を務める著者が揮毫した書作品32点と讃嘆詩を収録した。昨秋に開かれた筆墨展に合わせて刊行したもの。 定価3300円、常光寺教化研究室(電話075・9…

運慶と鎌倉

運慶と鎌倉…神奈川県立金沢文庫・横須賀美術館編

2月10日

横須賀美術館の企画展「運慶展―運慶と三浦一族の信仰―」(2024年10月26日~12月22日)、神奈川県立金沢文庫の特別展「運慶―女人の作善と鎌倉幕府―」(25年2月2日…

またまたおうちで禅

またまたおうちで禅…花岡博芳著、川口澄子画

2月7日

本書は著者が「禅」の立場から、自らの学びと体験を通して確かめた仏教の教えを、現代人が生きたマニュアルとして日々の暮らしに生かし読み返せるよう書かれた「禅談」というべきもの…

能登で増える関連死 阪神大震災の教訓生かされず(2月7日付)

社説2月14日

破壊の限りを尽くす 入植者植民地主義の国(2月5日付)

社説2月7日

小欲知足の心 欲望追求から減速への転換(1月31日付)

社説2月5日
このエントリーをはてなブックマークに追加