海外向け書籍で代表作や経歴紹介 石彫家・長岡和慶氏
産業2021年2月26日 11時22分

愛知県岡崎市の石彫家・長岡和慶氏が、海外向けに日本の画家らを紹介する書籍『The encyclopedia of Modern Japanese Artists』(近代日本美術総覧、アートジャーナル社刊)の2020年度版に掲載された。
竹久夢二や東山魁夷、横山大観ら名だたる画家に並んで選ばれ、長岡氏は「どうして選ばれたのかと驚いた。光栄なことで、海外の方に石彫仏を知っていただく機会になれば」と喜んでいる。
この書籍は、世界12カ国の美術評論家で構成されるという世界基準国際芸術文化協会が監修。11年以降、1、2年ごとに内容を更新して刊行されている。全て英語表記で、作家の代表作と経歴などを紹介する。長岡氏が掲載されるのは初めて。
掲載された長岡氏の作品は、1994年に制作し東大寺二月堂に納めた「十一面観音座像」。紹介文では「個性的で優れた作家として知られ、作品は世界中で注目と評価を得ている」などとなっている。