ブレスレットと数珠の新商品 神戸珠数店
産業2021年3月30日 10時08分

京念珠の製造卸を手掛ける神戸珠数店(京都市下京区)は今春、新商品を2種類発表した。
「数珠とアクセサリーの融合」をコンセプトにした「一凛」シリーズから「一凛ブレスレット」を発売。房は組みひもの技法で作った「小田巻梵天」、珠には厳選した数珠専用天然石を使う。装飾性を重視し、洋装・和装を問わないモダンなデザインが特徴だ。オリーブの珠を使ったタイプも用意している=写真手前。
もう一つの新商品「藍珠」は日本伝統の色・藍を使った数珠で、藍染め職人と数珠職人がコラボレーションした。
発酵染料を使った「正藍染め」により、房と珠を藍色に染め、手作業で数珠に仕立てている。日本の伝統色だけに、落ち着いた風合いだ=写真奥。
神戸伸彰社長は「不安な日常が続いている。伝統産業が持つ魅力を京念珠を通して伝え、心豊かな日常を送っていただきたいとの思いを込めた。日頃から身に着けていただき、心の『お守り』にしていただければ」と話す。
問い合わせは同店=電話075(371)3929。