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新工場で擬石の狛犬など製造 宮匠永田神器

産業2021年7月19日 09時18分
新工場で擬石の狛犬など製造

社殿や神具の製作を手掛ける宮匠永田神器(大阪市福島区、以下・宮匠)は大阪府松原市に新工場を開設した。昨年末に本社工場から擬石の製造部門を移し、このほど本格的に稼働し始めた。木製品の製造は従来通り本社工場で行う。

擬石は石の質感を出したコンクリート製品を言い、同社ではコンクリート製の狛犬や榊立て、社殿の基壇、鳥居の根巻きなどを製造している。石材に比べてコストを抑えることができ、強度も遜色ないという。

材料にはセメントと白や黒の色目がある寒水石を使う。型枠から外したセメントを研磨すると表面に寒水石の色目が現れ、石の風合いに仕上がるという。

同社は1932年創業で、神社の摂社・末社や企業内神社で祀られる小型社殿をメインに製造している。昨秋、事業継承者不在のためM&A(合併・買収)仲介企業を通じて一般建築の吉武工務店(同府東大阪市)に事業譲渡した。

新工場はもともと吉武工務店の資材倉庫だったが、工場開設に当たり研磨場を設けるなどして大幅改装し、両社の擬石製造を一元化した。今後は宮匠の型枠を使い、吉武工務店の熟練職人が神社関連の擬石製造を手掛ける。

両社の社長を務める吉田丈彦氏=写真㊨=は「何より高品質な製品を提供していく。宮匠が木製品、吉武が擬石製造を担い、相乗効果で生産性を向上させたい」、今年から宮匠の営業の主軸となった瀬戸口智教氏=同㊧=は「卸も含めて事業拡大に努めたい」と抱負を話す。

問い合わせは同社=電話06(6451)5800。

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