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自然と工芸融合した厨子が特許登録 ホゥリーズ

産業2021年9月22日 11時43分
自然と工芸融合した厨子が特許登録

京仏具小堀(京都市下京区)が設立した「ホゥリーズ」が製造販売する厨子が特許登録された。

自然を意匠の拠り所とした厨子の形状は樹木の一部をくりぬき、その空間に漆塗りや金箔など工芸技術を駆使した箱型部材を組み入れている。自然の造形を生かした厨子に仏像や位牌・形見・思い出の品などを祀ってプライベートな祈りの空間を形作る。手作りの一品もののため「作品」と呼び、古来自然物を信仰の対象としてきた日本人の心に訴え掛ける作風が注目を集めている。

登録された発明の名称は「仏壇等の祈りの対象物の置物」で、発明者の小堀賢一会長はコンセプトを「自然と工芸の融合」とし、「宗教用具・工芸技術に携わる者の責務として作品制作に取り組んだ」と思いを語る。

小堀がホゥリーズ設立前の2020年2月に特許出願し、今年7月6日に認められた。過去に仏壇仏具に使われる部品や改良で特許が認められたことはあったが、今回のように作品そのものが認められたのは初という。

「古くからあった自然への祈りと工芸を融合させた精神性豊かなものづくりの斬新性が評価され、特許に至ったと考えている」と話す。

ホゥリーズの作品は小堀が重要視する真宗を中心とした荘厳と対極にあるかのように映るが、小堀会長は「一人の人間が仏教教義にのっとった信仰と自然への祈りといった日本人古来の信仰を両方持っているので手を結ぶ相手である」とし、今後は卸を含めて普及に努めるという。

ホゥリーズの梅本卓爾社長は「協力店で展示していただき、多くの方の目に触れてほしい。特許登録は良い契機となった」と期待する。写真は小堀京都本店2階にあるホゥリーズ展示場で特許証を手にする梅本社長。

問い合わせは同社=電話075(600)7800。

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