「足袋靴」足元温かく 山崎法衣店
産業2022年2月25日 10時22分(2022年2月28日 09時58分更新)

東京都台東区の山崎法衣店が企画販売している「足袋靴」=写真=が好評だ。
製造のきっかけは顧客の一言。「大みそかの深夜に靴下一枚で4時間外に立っていたことある?」
ネル仕立ての温かい足袋はあるが、それもしょせんは室内でのこと。足元丸出しの雪駄を履いている限り、底冷えの寒さを防ぐのは難しい。そこで足をすっぽり覆う靴を考えた。やはり見た目も大事と足袋と雪駄を合わせた形に近づけたところ、意外と違和感のない形に仕上がった。
「使い方はお客さまも考えてくださる」と山崎尚蔵社長。靴底に滑りにくいソールを採用しているため、お彼岸の時期など墓前での読経で足元の定まらない場所でも歩きやすい。
定価は3万3千円。セミオーダーメイドのため納期が1カ月ほどかかるので「ご相談、ご注文はお早めにお願い致します」と。
問い合わせは同店=電話03(3844)3990。