香り付き御朱印帳 刺繍で名入れ可能 早和製本

墨が裏面に染み出ない御朱印帳を製造販売する早和製本(京都市南区)は22日、世界で一つだけの「香り付き名入れ御朱印帳」を発売する=写真。
西陣織の表紙の中に、京都の老舗香木店から取り寄せた匂い袋の代表的な香材(白檀・龍脳・桂皮・大茴香)がブレンドされて埋め込まれている。香りは上品で甘さがある。表紙のデザインは藍流水桜、黄流水桜、朱流水桜、黒流水桜の4種類のバリエーションから選べる。
購入者の名前を裏面の左下に刺繍して飾ることができる。刺繍の糸は金や銀などから選べる。商品にはQRコードのシールが付いており、実際の名入れ刺繍風景の動画をそのまま「ユーチューブ」で視聴できる。
本紙には品質の良い四国伊予産の奉書紙を使用。滑らかで心地良い書き味が実感でき、従来品と同様に墨が裏面に染み出ない仕様になっている。
1冊48㌻。厚さ16㍉、重さ330㌘。定価4800円。送料・代引き手数料無料。購入者の要望により、ページ数を最大480㌻まで増やすことも可能という。
津岡正男社長は「匂い袋の香材になる香木の歴史は日本書紀に書かれているほど古い。雅な古代の香りとともに、会話が弾んだ楽しい御朱印巡りをしてもらえたら」と話している。
問い合わせは同社=電話075(693)3131=まで。