石材店や寺院向け カタログ作成 日本石材センター
産業2022年3月29日 11時20分

墓石卸最大手の日本石材センター(大阪府東大阪市)はこのほど「寺院墓地スペース有効活用計画 樹木葬・庭園葬商品カタログ」を作成した=写真。
同カタログは樹木葬や納骨堂に関しての相談に応じている石材店や、土地の有効活用を考える寺院関係者に向けて作られた。
同社が近畿大文芸学部文化デザイン学科と2017年から取り組んできた産学連携プロジェクトで生まれた、これからの墓地計画に活用できる数々の墓石などを紹介している。
一例を挙げれば、墓石に水をかけると樹木にも水を分け与えられる構造の「あわいの碑」は「お墓参りを通じて命の循環を感じてほしい」との学生のアイデアを具現化した樹木葬商品。また正面に十三佛を配し、宗教的意味合いを供養から切り離さない工夫を凝らしたデザインの「菩提墓」。いずれもコンパクトな設計で永代供養墓、納骨堂と組み合わせた提案も行う。
藤井雅文社長は「地域の石材店様と協力して寺院様のサポートをさせていただければ」と話している。
問い合わせは同社=フリーダイヤル(0120)082296。