企業のSDGs活動に活用を 宮津にリゾートオフィス カスタネット

オフィス用品や防災用品などを販売するカスタネット(京都市南区)は昨年7月、京都府宮津市に建設したリゾートオフィスを企業がビジネスの一環としてSDGs(持続可能な開発目標)の活動に関わるきっかけづくりに利用してもらえればと呼び掛けている。
リゾートオフィスは地域や企業の人が集う「丹後由良交流拠点」として、植木力社長が実家跡に建てた。セミナー室や会議室、浴槽、シャワーなどを完備。敷地面積は約990平方㍍、建物は木造平屋建て約100平方㍍。徒歩圏内には京都丹後鉄道・丹後由良駅や丹後由良海水浴場、温泉などがある。
植木社長は「SDGsの活動を継続させるためには、企業がビジネスとして推進する必要がある」という考えのもと、京阪神地域や京都府北部の企業関係者を対象にしたSDGsの体験型研修会を企画。3月19日には地域や企業から18人が参加し、海岸に放置されたペットボトルなどのプラスチックごみを拾った。その後、SDGsの取り組みなどについてのセミナーも行われた。
植木社長は「リゾートオフィスを中心として宮津の地を元気にしていきたい。人との交流の場や企業などのSDGs活動に使ってもらえれば」と話す。
問い合わせはカスタネット=電話075(681)9100。