照明が防犯アラームに レッズクラフト
近年、さい銭箱をはじめ寺社の財産を狙った窃盗事件が相次いで発生している。今月1日には、盗難品とみられる仏像がオークションサイトで出品されていたことが明らかになるなど、防犯意識の一層の向上が求められる。
そこで通信システムの開発を手掛けるレッズクラフト(大阪府羽曳野市)は、照明器具と防犯アラームを一体化させた新機軸の防犯用品「セキュリティアラーム」を展開している。
仏像やさい銭箱に取り付けたセンサーが振動を感知すると、無線接続された照明が激しく点滅、内蔵のアラームが鳴り響き、犯行の抑止を期待できる。照明とセンサーは最大100㍍離れていても通信できる。
設置は簡単で、センサーに付属しているストラップを仏像などに引っ掛けて電源をつけるだけ。特別な工事が必要ないのは寺社にとってうれしい点だ。ろうそくの火をイメージしたというライトは仏像や内陣を美しく荘厳し、照明自体の人気も高い。
アラーム照明とセンサーユニット、ワイヤレスリモコンを含めた「セキュリティアラームセット」が定価4万1910円。導入台数を増やしたい場合はライトやセンサーを個別で購入できるほか、遠距離の場合に使用する無線中継器も販売している。
問い合わせは同社=電話072(953)7101。