住居の生前対策講習 希望寺院に無料で開く 事故物件蘇生も マークス

超高齢化社会を迎え、増え続ける「孤独死」と様々な事件や事故。それらが発生したいわゆる「事故物件」は売り主にとって悩みの一つだ。心理的な要因でイメージが下がり、売買が難しくなるからだ。
マークス(横浜市中区)の「成仏不動産」は、事故物件が持つ本来の不動産としての価値に着目し、イメージアップと付加価値を生み出すリフォームと販売で実績を挙げている。
物件そのものを不動産の見地から正しく査定して、高品質な仕上がりを誇る特殊清掃や遺品整理の後に、しかるべきお祓い・供養をして「成仏認定書」も発行。さらに必要なリフォーム・リノベーションも行うなど創意工夫で事故物件のイメージをアップ。今まで敬遠されていた事故物件を「選ばれる不動産」へとよみがえらせている。
同社が新たに始める企画が「寺子屋不動産」だ。開催を希望する寺院を募り、檀信徒向けに「住まいの生前対策セミナー」を無料で催す。
遺産相続をきっかけに仲の良かった家族が争ってしまうケースがよくある。特に不動産は価値が高くても、いざ現金化しようとすると苦労する不動産もあり、争いの火種になる場合も多い。そんな不安もまず知ることから解決の糸口が見つかるとして、住まいの生前対策を丁寧に解説する。
問い合わせはマークス=電話045(277)3222。