等身の法然坐像を造立 柔和で優しい表情 長岡和慶仏師
産業2023年9月19日 14時05分

大仏師号を持つ石彫家・長岡和慶氏(愛知県岡崎市)は浄土宗慶光寺(日下部謙旨住職、神戸市灘区)の「法然上人石像」を造立し、このほど開眼法要が営まれた。等身大の坐像で、裳懸座仕上げの法然石像は日本初の制作という。
モチーフを藤原隆信(1142~1205)作とされる知恩院所蔵の「隆信御影」とした。長岡氏は「どっしりとした体格で柔和な目、鼻や口元に優しさが感じられる」と、像容の参考にした。
裳懸座の台座を入れた総高は約1㍍。台座上部の畳座に両袖が垂れるように上人は座る。(詳細は2023年9月13日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)