「真言律宗の影響大」 斑鳩で聖徳太子シンポ
2021年3月9日 16時44分

聖徳太子1400年御遠忌にちなんで2月28日、「聖徳太子信仰と伝承」をテーマに奈良県斑鳩町でシンポジウムが開かれた。瀨谷貴之・神奈川県立金沢文庫主任学芸員は、鎌倉時代における太子と真言律宗とのつながりをはじめ、近年進む太子研究の成果を披露した。
瀨谷氏は、真言律宗の宗祖・叡尊上人と高弟・忍性菩薩はいずれも四天王寺別当を務めたほか、法隆寺北室院の舎利講を管轄し、「行政の手の届かない病者・貧者救済を行い、全国の聖徳太子信仰を席巻した」と強調した。(詳細は2021年3月5日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)