【熊本地震七回忌】地域のつながり課題に 苦しい時に助ける側に回ること 超宗派で復興を祈願 大谷派光照寺、防災フェスタも開催
2022年4月20日 13時13分
2016年4月14日と16日に最大震度7を2度観測した熊本地震から6年がたち、被災地では犠牲者追悼の法要や行事が営まれた。熊本県のまとめでは、直接死が50人、震災関連死が218人。建物被害は19万8649棟に上る。地域では新阿蘇大橋の完成などインフラ整備が進む一方、住民の転出による地域コミュニティーの変化も進み、つながりを保つことの難しさがある。
熊本県宇城市の真宗大谷派光照寺では16日、超宗派で「熊本地震7回忌及び本堂修復記念法要」を本堂で営んだ。豊福阿蘇神社の庄村貴裕権禰宜が祝詞を奏上して復興を祈願し、正法事門法華宗の樋口泰巧・令法寺住職が玉串を奉納。続いて日本福音ルーテル広島教会の立野泰博牧師が物故者への祈りを捧げた。糸山公照・光照寺副住職は本堂修復落慶がなったことを奉告し「聞法求道に精進し、『世の中安穏なれ』という宗祖親鸞聖人の願いをかなえるべく力を尽くしたい」と述べた。(詳細は2022年4月20日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)