神社本庁の上告棄却 最高裁第1小法廷 懲戒処分の無効確定 元職員らの地位確認訴訟
2022年4月27日 11時26分
神社本庁から懲戒処分を受けた元職員ら2人が本庁を相手取り地位確認などを求めた民事訴訟の上告審で、最高裁判所第1小法廷(深山卓也裁判長)は21日、本庁の上告を棄却、不受理とする決定を出した。懲戒処分を無効とする一、二審判決が確定した。
本庁は、原告の元職員ら2人の懲戒処分を無効とし、未払い賃金の支払いを命じた一、二審判決に対して、憲法が保障する信教の自由および結社の自由に違反するとして上告していた。
「早く職場復帰を」 勝訴の原告が記者会見
原告の稲氏は22日、東京都内の司法記者クラブで記者会見を開き、「神社本庁としてやるべきこと、なさねばならないことを見極め、全国の神社の発展に取り組まなければならない。そのために、一日も早く仕事ができるようになりたい」と話した。(詳細は2022年4月27日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)