大樹座主が四天王寺参拝
2022年5月10日 10時09分

天台宗延暦寺の大樹孝啓座主(97)は4月27日に和宗総本山四天王寺(大阪市天王寺区)を参拝し、聖徳太子十六歳孝養像の宝前で座主上任を奉告した=写真。
四天王寺は日本仏法最初の官寺として聖徳太子が開基。太子は中国天台宗の第二祖・南岳慧思禅師の生まれ変わりとして信仰されてきたことから、日本天台宗の宗祖伝教大師最澄は816(弘仁7)年、四天王寺聖霊院に参籠して、法華経を広める決意を太子に誓ったことが史伝に残されている。
歴代座主は上任に際して総本山比叡山延暦寺(大津市)の諸堂参拝と共に四天王寺、太子御廟所の単立叡福寺を参拝するのが慣例になっている。(詳細は2022年5月4日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)