今しか見れない鬼瓦
2022年5月11日 10時02分
本堂の屋根を修復工事中の真言宗泉涌寺派戒光寺(京都市東山区)で多種多様な鬼瓦27点が展示されている=写真。鬼瓦といえども、角を生やして目を怒らし、牙をむくものばかりではない。個性豊かな鬼ぞろいで、中には雷神や天狗などの「変わり種」もあり、見る人の目を引き付けている。
本堂は約370年前に建立されたもので、鬼瓦は江戸時代の作。昨年8月の大雨の影響で下屋根が崩落したため、昨年末から屋根の修復工事に入っており、屋根から外した鬼瓦を参拝者が間近で見られるよう本堂の入り口付近に並べて展示した。
工事は来年3月末までの予定だが、渡邊恭章住職は「いつ屋根に戻るかは分からない」と話しており、間近で見るならお急ぎを。(詳細は2022年5月4日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)