【焦点】寺院統廃合 残余財産の帰属がネック 大谷派に多い「系襲姓制度」
2022年5月20日 15時24分
過疎や少子高齢化などによる檀信徒の減少で存続が難しくなった寺院の統廃合の必要性が指摘されるようになって久しい。ただ、実際に着手するのは容易なことではない。近年、廃寺と寺院合併に踏み切った真宗大谷派の寺院2カ寺を取材した。
■寺院解散 愛知県豊田市野林町の安楽寺は3月13日に「解散法要」を営んだ。長年、寺を護持してきた地元住民約30人が参列する中、住職代務者の永井道温・楽圓寺(同市田振町)住職の長男・道文氏(43)が「『諸行無常』の理のとおり、安楽寺は世の移ろいによって一つの役割を終え……」と表白を読み上げた。(詳細は2022年5月20日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)