【連載】復帰50年、沖縄仏教はいま① 独自の信仰 ― 十二支巡り、寺院に温度差
2022年6月15日 14時36分
御供物を並べ口上を述べて祈願する首里十二支の巡拝者(慈眼院本堂)
1972年の本土復帰から50年を経た沖縄。琉球王国時代は禅宗を中心に仏教も栄えたが、沖縄戦の甚大な被害などがあり、146万7千人の人口に対し寺院90カ寺、神社15社(2021年版『宗教年鑑』)と全国で最も寺社が少ない県だ。27年間のアメリカ統治の影響や歴史・習俗の違いから本土とは異なる道を歩んだ沖縄仏教界の「いま」を伝える。(詳細は2022年6月15日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)
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