ロシアのウクライナ侵攻 「誘発か、阻止されず」 教皇所見
2022年6月22日 13時05分
カトリックの教皇フランシスコは、ウクライナでの戦争について「おそらく何らかの方法で誘発されたか、あるいは阻止されなかった」との認識を示した。6月14日刊のイエズス会誌『ラ・チビルタ・カットリカ』に掲載された所見で述べた。
教皇は、ロシアのプーチン大統領を「支持」するわけではないとしつつ、「根源的な要因や利害関係について考えることが不可欠で、それらは非常に入り組んでいる」と分析。「兵器のテストや売却に関心が向いている印象も受ける。とても悲しいが、基本的に今重要視されているのはこうしたことだ」「我々はロシア軍の凶暴さや残虐さを目の当たりにしてはいるが、解決を目指すべき問題があることを忘れてはならない」と続けた。(CJC)(詳細は2022年6月22日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)