「紙嘉」の版木、初公開 佛教大宗教文化ミュージアム 近世浄土宗の布教支える
2022年7月14日 11時22分

佛教大宗教文化ミュージアムは、経典の印刷に用いられた版木を初公開する「浄土宗を支えた版木 其ノ壱-紙嘉・前田嘉右衞門が受け継ぐ」を30日まで開いている。
紙の専門店「紙嘉」(京都市東山区)に遺る近世浄土宗の布教を担った版木類を展示する。紙嘉は同宗総本山知恩院に近接する三条通沿いにある。元禄年間に創業した老舗で、当主は代々「嘉右衞門」の名を継ぐ。現代に至るまで知恩院をはじめ、大本山金戒光明寺や大本山清浄華院など浄土宗四箇本山や他宗の各大本山御用達として、経典や伝法、布教に関する印刷物を担ってきた。(詳細は2022年7月13日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)