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池田総長が辞意を表明 8日に総長選挙開催 浄土真宗本願寺派

2024年3月8日 13時17分
辞意を表明する池田総長 辞意を表明する池田総長

浄土真宗本願寺派の池田行信総長は8日午前、総長の職を辞する考えを明らかにした。2月28日から開いている第323回定期宗会で、次年度宗務の基本方針と予算が可決された直後の辞意表明で、その理由を「明年度の方向性をつけることができ、総局の責任の一端を果たせたことを機に」としたが、事実上は新しい「領解文」(浄土真宗のみ教え)を巡る混乱を収束させることができず、政治的な判断をしたとみられる。今後は、大谷光淳門主の総長候補者指名を受けて、新たな総長を選ぶ総長選挙が同日午後に行われる。総長辞職に伴い、池田総局は総辞職となる。

池田総長は「全ての議案を可決いただき、明年度の方向性をつけることができ、総局の責任の一端を果たせたと思っている。これを機に総辞職の決意を固めた」とだけ述べ、明確な理由は語らなかった。

池田総長は石上智康・前総長の後を引き継ぎ、昨年5月31日に就任した。新しい「領解文」を巡って宗門内に混乱が広がる中での就任で、当時から「前総長の意思を引き継ぎ、新しい『領解文』を推進する」と語っていた。

その影響もあり、組局の際に特定の会派から人選ができなかったり、就任からわずか1週間で池田総長を選出した会派「大心会」が解散したりするなど、波乱の幕開けだった。

同年8月下旬から始まった新しい「領解文」の理解を深める宗派学習会では、内容や手続き、唱和推進の施策に疑義を唱える声が相次いだ。これを受けて園城義孝・宗会議長が池田総長へ、混乱収束を求める申し入れを9月と10月の2度行ったが方針が見直されることはなかった。11月、12月には唱和推進の見直しを求める決議案に宗会議員の過半数が賛同したが、総長は発起人らとの面会を断り、宗会内の対立構造を深める結果となった。

総局側は10月に徳永一道・前勧学寮頭を、昨年12月に「勧学・司教有志の会」代表の深川宣暢勧学を監正局に申告。各教区で学習会の開催が進むにつれて、混乱の現状が明らかになっていった。

総局はこの状況を認め、2024年度宗務の基本方針に新しい「領解文」を掲げない方針を示し、今宗会に臨んだが、通告質問で発布の手続きや混乱に対する責任、監正局への申告、「今後の拝読・唱和は各機関や寺院が判断し行う」との方針等についても厳しい追及があった。次年度宗務の基本方針と予算が決議されたことをもって、辞意を表明することになったとみられる。就任から約9カ月での辞意表明となった。(詳細は2024年3月13日号をご覧ください。中外日報購読申し込み

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