〈広島原爆忌、各地で祈り〉原爆供養塔で超宗派、慰霊 広島
2024年8月9日 15時06分
米国による広島への原爆投下から79年を迎えた6日、慰霊行事、平和を祈る巡礼などが行われ、現地のほか各地で宗教者らが紛争の早期終結や核廃絶などを訴えた。
広島戦災供養会は6日早朝、広島市中区の平和記念公園にある原爆供養塔で慰霊行事を行い、広島県宗教連盟に加盟する地元の宗教者らがそれぞれの法式で、慰霊の誠を捧げた。
供養塔は元安川を挟んだ原爆ドームの反対側にある。かつては浄土宗慈仙寺があり、爆心地に近かったことからここで多数の遺体が火葬された。1946(昭和21)年に同供養会の前身となる広島市戦災死没者供養会が発足し、市民の寄付で仮供養塔・礼拝堂を建立。55年には同市が中心になって地下に納骨する現在の供養塔を建設した。氏名等が分かっていながら引き取り手がない遺骨813柱を含む約7万柱が納められている。(詳細は2024年8月9日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)