日本布教の司祭 叙階 コンスタンチノープル総主教庁系 エクザルフ教区奉仕 正教会大分裂の余波、日本にも
2024年9月6日 10時13分
モスクワ系日本正教会と系統が異なるエキュメニカル総主教庁系正教会の日本担当司祭がこのほど誕生した。ウクライナ出身のヴァシル・ポヒレツ氏で、7月14日に司祭に叙階された。韓国正教会の公式サイトによると、エキュメニカル総主教庁の日本エクザルフ(総主教代理)教区で奉仕することになっているという。
日本正教会(日本ハリストス正教会)はモスクワ総主教庁傘下の「自治教会」だが、コンスタンチノープルのエキュメニカル総主教庁はその地位を認めておらず、日本にはエクザルフ教区を置く。現在の日本エクザルフは韓国府主教が兼任している。
これまでは日本エクザルフの活動は見られなかったが、ロシアによるウクライナ侵攻の背景の一つであるモスクワとコンスタンチノープルの両総主教庁分裂(2018年)以後、事情が変わってきた。(詳細は2024年9月6日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)