台風10号 山門や墓石が倒壊 九州中心に寺社被害
2024年9月6日 10時13分
台風10号は各地に大きな被害をもたらした。人的な被害の報告はないが、複数の寺院で建物被害が発生し、各教団が被害状況の取りまとめを急いでいる。
天台宗は九州の10カ寺に被害があった。宮崎県西都市の寳乘寺(髙橋睿海住職)では暴風で山門が倒壊。飛散した山門の瓦で本堂が破損した。大分県では国東市などの6カ寺で裏山の崩壊や崖崩れによる境内への土石の流入が発生し、墓石が倒壊するなどした。福岡県2カ寺と佐賀県1カ寺では倒木の被害があった。福岡県香春町の神宮院(井上良安住職)は倒木で庫裏の天井に穴が開き、参道の手すりが破損した。(詳細は2024年9月6日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)