「信仰者の自己理解」議論 日本宗教学会シンポ
2024年9月25日 11時27分
「宗教研究は信仰者だけが可能なのか、信仰を持たない者にこそ可能なのか」といった、古くて新しい問題を考えるシンポジウム「宗教研究のインサイダーとアウトサイダー ― 信仰者の自己理解と宗教の学術研究をめぐって」が13日、奈良県天理市の天理大で開かれた日本宗教学会の第83回学術大会で行われた。
東京大の渡辺優准教授は神学と宗教学という二分法を問い直し、宗教学の条件とされる「批判」の在り方を再考。フーコーによると、批判は自分の知識の限界を知ることこそが重要で、それは自己変容と不可分であり、二者択一をやめ、境界に立つべきだと述べた。(詳細は2024年9月25日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)