【現地ルポ】曹洞宗有志が支援活動 珠洲市・能登町 重機使い回廊解体 寺社、一般住宅より課題多く
2024年9月26日 09時32分
能登半島地震で大きな被害があった石川県の奥能登地域は、復興はおろか生活インフラの復旧すら大幅に遅れており、まるで時間が止まったままのようだ。倒壊した建物や大きく傾いた電柱、信号機がそのままになっており、沿岸部の住宅には津波による浸水の跡がうかがえる。まだ復興は始まってもいないと言っても言い過ぎではないだろう。
豪雨で再び被害
21日、能登半島北部などを豪雨が襲った。曹洞宗宗務庁によると、複数の宗門寺院で被害が出ているという。細川住職によれば竹中川が氾濫し、同宗永禅寺周辺の住宅で浸水などの被害があった。輪島市では9カ所の仮設住宅が浸水した。今後、さらなる被害が出る可能性もあり、被災地の人々は心休まる暇もない生活を強いられている。(詳細は2024年9月25日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)