不健全な世俗主義批判 宗教の自由の「陰険」な制限 バチカン・ギャラガー長官
2024年9月30日 09時11分
バチカン国務省外務局長官のポール・ギャラガー大司教は24日、ポーランド共和国上院で開かれた「民主国家における良心と自由」に関する会議に出席。「宗教の自由は良心の自由の最も深遠な表現」と強調するとともに、信仰に基づく道徳的確信を「私的意見の領域に委ねるべきだ」とする「陰険な主張」について警告した教皇ヨハネ・パウロ2世の言葉などを引いて「不健全な世俗主義」の問題点を指摘した。
「不適切に解釈された寛容の原則」の名の下に「中立性、世俗主義、あるいは政教分離の維持を装って」、行政当局があらゆる形態の宗教の布教を制限することは珍しくないと(フランスなど具体的な国名は挙げていないが)批判した。(詳細は2024年9月27日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)