契約問題で総長発言に注目 複数部長、辞意表明か 曹洞宗臨宗7日招集
2024年10月4日 12時55分
曹洞宗は7日、東京都港区の宗務庁に第145回臨時宗議会を招集する。「人びとの声に心耳を澄まし、社会とともに歩む」をスローガンに掲げる服部秀世宗務総長は4年任期の折り返しの時期を迎えるに当たって、内局の重要施策目標とする宗務行政のスリム化等の進捗状況や今後の方針について言及するとみられる。
東京グランドホテルや曹洞宗宗務庁が入るソートービルの今後の在り方を巡って、服部宗務総長と証券会社の間で昨年8月の時点で、曹洞宗と共同で再開発を推進する事業者の選定などを委託する契約が結ばれていたことがこのほど明らかになり、宗政は混乱状態にある。責任役員会での承認を経ずに契約を結んだことに疑問の声が上がっている。これに関連して、契約の存在を知らされていなかった内局の複数の部長が辞意を表明したとみられる。こうした状況で開かれる宗議会で、宗務総長がこの問題に関して何らかの言及があるか注目される。(詳細は2024年10月4日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)