神社本庁地位確認訴訟 「芦原総長」認めず 最高裁訴え棄却し確定 / 田中氏指名されない 鷹司統理支援団体 総長選任で見解
2024年10月9日 13時25分
神社本庁の総長人事を巡って芦原髙穂理事が本庁を相手取り、自身が総長の地位にあることの確認を求めていた裁判で、最高裁判所は2日、芦原理事の訴えを棄却した。
これを受けて、神社本庁は3日夕に都内で田中恆清総長が記者会見を開いた。
田中恆清総長は、不安定で混乱した状態だった2年4カ月を振り返りながら「最高裁判決が出たので、ぜひ統理様に判決と庁規に従って総長の指名をしていただきたい」と、鷹司統理が改めて総長指名をすることで本庁の混乱の早期収束を望んだ。
鷹司尚武統理を支援し「神社本庁の正常化を目指す」有志でつくる「花菖蒲ノ會」は3日付でコメントを発表し、判決によって直ちに総長選任問題が解決されるわけではなく、「統理は田中(恆清)氏を総長に指名しないのであり、今後も田中氏が総長に選任されることはない」と断定的な言葉を使って主張している。(詳細は2024年10月9日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)