PR
購読試読
中外日報社ロゴ 中外日報社ロゴ
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
2025宗教文化講座
PR
2025宗教文化講座

新しい「領解文」、得度式での使用取りやめへ 浄土真宗本願寺派定宗開会

2025年2月26日 13時42分

浄土真宗本願寺派の新しい「領解文」を巡る問題で、池田行信総長は26日、①得度式での使用の取りやめ②教学者懇談会の設置③宗派刊行物への掲載中止――の3点の対応を講じる方針を表明した。同日開会の第325回定期宗会の執務方針演説で説明した。

得度式は本山本願寺の主宰行事だが、宗派総局と本山内局との協議で2025年度の得度式から新しい「領解文」を用いないよう式次第を改めることを決めたという。

教学者懇談会は新しい「領解文」の教義理解について真宗学・仏教学の有識者3人で協議する場として設置する方針。また『本願寺新報』や『大乗』への掲載を取りやめる。

池田総長は「ただ、新しい『領解文』(浄土真宗のみ教え)を受け入れている人もいる。唱和に関しては引き続き現場の判断に任せる」と補足した。

本願寺の藤實無極執行長も得度式に関して池田総長と同様の報告を行い「その他の本山の取り組みについてもあらためて慎重に精査する」と述べた。(詳細は2025年2月28日号をご覧ください。中外日報購読申し込み

上:宮古湾の前で慰霊の光舞が舞われた<br>下:石巻から穴水に向け、オンラインを通して送られた「大丈夫」のメッセージ(右端が金田住職)

【東日本大震災14年】復興へ歩み続ける 青年神職ら玉串捧げ祈り 東北六県神道青年協、岩手で慰霊祭/石巻・穴水つなぎ交流 経験や気付きを共有 カフェデモンク3月14日

死者・行方不明者1万8千人以上に及んだ東日本大震災の発生から14年。現在も約2万8千人が避難生活を送るなどその傷痕はなおも深く大きい。今年の「3・11」も宗教者たちは各地…

東日本大震災犠牲者諸霊位と書かれた位牌を前に犠牲者の冥福を祈る福家長吏

【東日本大震災14年】支援と共に伝える努力を 「群青」歌い復興祈る 三井寺3月14日

東日本大震災の犠牲者慰霊法要が11日に大津市の天台寺門宗三井寺(園城寺)観音堂で営まれ、地震発生時刻の午後2時46分に三井の晩鐘と観音堂の鐘を鳴らして犠牲者を悼んだ。法要…

震災や防災に関する学びの成果を披露する児童と吉祥寺の髙橋住職

【東日本大震災14年】「防災寺子屋」の児童ら 記憶受け継ぐ決意 岩手・大槌 吉祥寺3月14日

東日本大震災の発生から14年を迎えた。世代交代が進む中、地震や津波の記憶をどのように伝えていくかが課題となっている。10㍍を超える津波が押し寄せ、1200人以上が犠牲とな…

人類共有の価値観 国連でも示された道理感覚(3月12日付)

社説3月14日

地下鉄サリンから30年 社会変化踏まえ教訓生かす(3月7日付)

社説3月12日

融和の回復へ 「同じ人間」として生きる(3月5日付)

社説3月7日
このエントリーをはてなブックマークに追加