COP30開幕、ブラジル・ベレンで WCRP、SGIも声明
国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)が10日、ブラジルのベレンで開幕した。米・トランプ大統領がパリ協定離脱を打ち出したことから、国際協調維持が焦点。7日には首脳級会合が開かれ、「飢餓、貧困、そして人間中心の気候変動対策に関するベレン宣言」をまとめたが、トランプ大統領や高市早苗首相は会合に参加しなかった。アメリカはCOP30への政府高官派遣も見送る可能性があり、「不在」による圧力が懸念されている。
COP30に先立ち、日本の宗教界では、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会がオーストラリアの宗教者と合同で宗教者が果たす役割と実践の道を探る共同声明を公表。創価学会インタナショナル(SGI)も「気候危機の打開へ 人類共闘の道を」と題する声明を発表している。
COP30開会後の11日にはWCRP国際委員会が台湾慈済基金会、SGI国連事務所との共催で「先祖の知恵と若者のリーダーシップ:持続可能な気候行動への道すじ」と題するサイドイベントを開き、上記共同声明をオーストラリア代表が発表した。会期は20日まで。(詳細は2025年11月12日号をご覧ください。中外日報購読申し込み)





