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平和の足取り

〈コラム〉風鐸2019年1月29日 17時55分

人は一人で生きられないことを知っているはずなのに、他者との協調や共存を実現するのは難しい。人類が究極に何を求めるべきかを考えることなく自己中心の意思に身を委ねていくと、やがて人と人は、不協和と憎悪に満ちた殺伐とした関係に陥ってしまうだろう◆第2次世界大戦後、世界の科学者・文化人が地球上から戦争をなくし、人類和平の理想を実現しようと提唱した世界連邦建設運動は、今やその崇高な理念が論じられる機会も少ない◆大国が自国第一主義を掲げて他国との融和を拒み、新たな対立の構図を描く動きなどを見ていると、世界は調和と統一のグローバリゼーションに逆行しているように思える。そんな時、愛や正義の理想に身を捧げた先人の存在を忘れてはならぬという声が聞こえてくる◆ガンジーの非暴力に学んだキング牧師は「宇宙は正義に味方する」との確信を述べている。正義の目標に向かう一歩一歩は犠牲と苦痛と闘いを伴う。そのたゆまぬ努力を怠ると、社会を破壊する原始的な暴力を許すことになると戒めている◆暴力で平和をもたらすことはできない。苦痛と憎しみを増幅させるだけである。しかし非暴力を貫くことは臆病者にはできない。なぜなら非暴力は、苦痛を忍び、一身を犠牲にし、友情と理解を求める道だから――。平成の終わりに際し、戦後日本の平和の足取りを改めて考えたい。(形山俊彦)

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