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カスハラ

〈コラム〉風鐸2019年2月28日 18時35分

客が店員に無理な要求をしたり怒鳴り散らしたりする「カスタマー・ハラスメント(カスハラ)」が増えているという。店員が精神的苦痛で体調を崩したり、店が存続できなくなるなど、重大事に発展しかねない問題で、国が対策を検討するまでに至っている◆客の不当な行為に問題があるのは当然だが、店側の対応にも反省すべき点はないだろうか。「お客さまは神様です」というフレーズが今も使われ、客の要望には何でも応えるのが当たり前という風潮が日本にはある。しかし本当に「客は神」だと思っているのか疑わしい店もある◆もし料理がまずい上にサービスも悪いとなれば、誰しもその店ののれんを再びくぐる気をなくすだろう。お金は商品やサービスの対価であり、それ自体に紙・金属の加工品という以上の価値はない。そこを履き違えてお金ばかり見て商売をすれば、カスハラを生む原因になりかねない◆近江商人の心得として知られる「三方よし」は、売り手も買い手も、奉仕と感謝の心で商取引をすれば、世の中も丸くなるという知恵だ。この経営理念の根底には、自らの利益追求のみをよしとせず、社会全体の幸せを願う菩薩行ともいえる精神が感じられる◆そもそも店と客は対等な関係にある。どちらか一方が偉いわけではない。客も店も互いを敬う心こそが、ハラスメントをなくす妙薬ではなかろうか。(有吉英治)

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