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第16回「涙骨賞」を募集 中外日報宗教文化講座

元号考

〈コラム〉風鐸2019年4月26日 16時10分

今上天皇陛下の譲位と皇太子さまの即位に伴う改元で新元号が「令和」に決まった。大化以来248番目の元号であるとされる◆ところで、南北朝時代には天皇家が二つに分裂し、元号も南北両朝がそれぞれ別に決めていた。皇統は96代後醍醐天皇から南北に分かれ、100代の後小松天皇の時に合一する。後醍醐帝以後、南朝3代、北朝6代の天皇がおり、天皇の代数は南朝を基準に数えられている◆では248番目の元号という場合はどうか。どうやら南北両朝の元号がさりげなく加算されているようだ。今さら南北朝正閏論でもない、というわけだろう◆朝廷・幕府とは別に政治権力を背景にして独自の「元号」を唱えた例はほかにもある。私年号などとされるもので、後南朝や幕末・維新の奥羽越列藩同盟などが使った元号が知られる。アカデミズムは相手にしないが、大化以前から始まる一連の「九州年号」も面白い◆熱心な在野研究者らがその使用例を集めているが、法隆寺の釈迦三尊像光背銘などに残る逸年号「法興」を除けば、金石文という近い時代の物証を欠く。とはいえ「万世一系」の思想によるならともかく、私年号の背景に、それを実際に用いた権力が存在した可能性を頭から否定はできないだろう。知識階級であった僧侶が机上ででっち上げたという解釈で単に無視し去っていいのだろうか、と思う。(津村恵史)

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