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「走る凶器」今も

〈コラム〉風鐸2019年5月27日 09時53分

「走る凶器」。マイカーの急速な普及で交通事故が多発した高度経済成長期、自動車はそう呼ばれた。都心繁華街の交差点で、琵琶湖畔のT字路で相次いだ痛ましい死亡事故は改めてこの不名誉な呼称を思い起こさせた◆警察庁のまとめでは2018年の交通死者は3532人。統計を取り始めた1948年以降で最少を記録した。ピークの70年・1万6765人の約5分の1に減ったとはいえ、1日平均10人近くが亡くなっているのは、やはり尋常ではない。しかも事故発生から24時間超の死者は含まれない◆どうすれば交通事故を減らせるのか。ある研究が目に留まった。「ドライバ心理と安全運転」と題した報告によると、AT(オートマチック)車の事故率(100台当たり)はMT(マニュアル)車のほぼ2倍という。追突、出会い頭、右左折時の衝突で顕著に現れ、こう結論付ける。「運転を楽にすることは運転への注意を減らし、事故を増やす」◆確かに思い当たる節はある。運転免許取得当時、自動車の大半はMT車で、アクセル、ブレーキ、クラッチの三つのペダルを両足で忙しく操作、運転に集中せざるを得なかった。坂道発進の半クラッチが難しかったことを思い出す◆交通事故を減らすためとして、今さらMT車に切り替えるのは現実的対策ではない。ただ車は「走る凶器」になり得るとの自覚は常に持っておきたい。(士竪俊一郎)

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