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宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
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宗教文化講座中止のお知らせ 墨跡つき仏像カレンダー2020

不安の拡散

〈コラム〉風鐸2020年2月10日 14時12分

15~17世紀の大航海時代、大陸から大陸へと往来したのは船と人だけではない。動物、植物、食物なども大海を渡った。例えばトウモロコシやジャガイモ、綿などは、この時代に新大陸からヨーロッパへもたらされ、世界中で普及したという◆こうした地球規模での生態系の移動と混交を、大航海時代を象徴する人物の名にちなんで「コロンブス交換」と呼ぶ。広義では文化や宗教、産業技術の伝播もコロンブス交換の果実といえるだろう◆負の側面もある。欧州諸国による植民地政策、奴隷貿易、武器の拡散。疫病の感染拡大もまた、期せずして大陸間を渡った「交換」の産物であった。コレラやマラリア、インフルエンザ、結核、天然痘など様々な感染症がこの時代、世界的に広まったとされる◆新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が止まらない。最初に発生した中国・武漢市にとどまらず、日本を含む世界各地で感染者数が増加し続けている。今のところ有効なワクチンはなく、ウイルスの正体も明らかでない◆現代は大航海時代と異なり、ヒト・モノ・情報が瞬く間に海を越え、大陸を渡る。ウイルスなどの病原体も、瞬時に広範に拡散しかねない時代だ。私たち一人一人が心掛けるべきことは不安の拡散ではない。うがいや手洗い、マスクの着用など日常の備えを万全にしたい。冷静な対応と行動こそ求められよう。(三輪万明)

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