PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
墨跡つき仏像カレンダー2020
PR
宗教文化講座2020 墨跡つき仏像カレンダー2020

超新星爆発

〈コラム〉風鐸2020年2月18日 11時41分

1054年7月、夜空に突然明るく輝く星が現れた。昼間も肉眼で見えたほどで、人々は凶事の前兆かとおびえた。現代天文学でいう「超新星爆発」で、星は後に「おうし座かに星雲」と名付けられた◆この現象は『新古今和歌集』選者で公家歌人の藤原定家の日記『明月記』に記録が残ることで有名だ。寛喜2(1230)年12月に「客星」出現とある。客星とは普段見慣れない星のことで、不吉に感じた定家が知人の陰陽師に問い合わせた過去の出現例に記されており、この時の正体は彗星だったらしい◆冬の星座の代表格オリオン座の1等星・ベテルギウスが間もなく爆発するのではないか、とネット上で話題になった。この半年で急速に光が弱まり、過去100年で最も暗くなったからだ。老いた巨星は自らの重力でつぶれ、「超新星爆発」を起こすという◆宇宙に漂う星間物質が集まって塊となり、核融合反応で輝き始める。恒星の誕生だ。そして膨張し、質量が太陽の8倍以上の巨星は燃え尽きた中心核が大爆発して一生を終える。永遠のように見える星々にも死があり、その瞬間を目撃できるかもしれないと思うと心が騒ぐ◆ベテルギウスはシリウス、プロキオンと「冬の大三角」を形作り、オレンジ色でよく見える。天文学者は「爆発の確率は小さい」とみているようだが、妙な期待をして星空を眺めている。(士竪俊一郎)

ジャーナリスト魂

3月30日

なかなかできるな、とすぐ分かった。3月11日、福島県浪江町での東日本大震災犠牲者慰霊祭取材で同席した沖縄タイムス記者だ。他社が通り一遍の取材をする中で、原発事故で多くの町…

生きていること

3月24日

生きる意味を考えずに一生を過ごす人は、おそらくいない。しかし、人はいつの頃からそんなことを考えるようになるのだろうか◆ふるさとの家の裏を流れる小さな川や近くの山で、時間の…

吉備真備の書

3月16日

古代史の著名人・吉備真備の筆跡を伝える金石文が先頃中国で見つかった。縦横約35センチ、厚さ9センチの石に刻まれた鴻臚寺丞・李訓の墓誌で、秘書丞の褚思光が文を撰し、「日本国…

修行の「厳しさ」 現代社会における価値

社説4月1日

地下鉄サリン事件25年 語り継ぐべきものの選択

社説3月27日

“復興五輪”の下で 原発事故への怒りやまず

社説3月25日
このエントリーをはてなブックマークに追加