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よちよち

〈コラム〉風鐸2020年3月3日 13時58分

ドストエフスキーの『罪と罰』を読み始めた。翻訳の文章が苦手で敬遠していたが、読んでみると案外読みにくくはない◆今回手に取ったきっかけは、久世番子作『よちよち文藝部・世界文學篇』だった。カタカナ名前が覚えられない漫画家が、海外の著名小説を読むコミックエッセー。専門家の名著案内のように、作品テーマを掘り下げたり文学史の解説をしたりすることはない◆小説を読みながらの心理状態が赤裸々に描かれていて、苦労しながら立ち向かっていく様子が楽しい。そしていつの間にか名作の魅力に引き込まれ読了してしまう姿を見て、「読んでみようか」という気になった。生半可な案内書よりよほど文学の世界に導く力が強かった◆そこで思い浮かんだのが、新宗教教団でよく行われる信者の体験発表だ。難病で医者にさじを投げられたが一心に信仰に励んだら回復したとか、事業に失敗して家族も離れ離れになったが心が変わると状況も改善していったとか。概要を記しても「よくある話だ」くらいの感想しか浮かばないが、実際に生の声を聞くと胸に響くものがある◆同じ目線で語られる実体験は、自分の立場に引き付けて考えやすい。この人ができたなら自分も頑張れる、やってみようという気にもさせられる。大上段に構えたその世界の達人より、共によちよち歩きする人を大事にしたい。(有吉英治)

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