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ジャーナリスト魂

〈コラム〉風鐸2020年3月30日 15時30分

なかなかできるな、とすぐ分かった。3月11日、福島県浪江町での東日本大震災犠牲者慰霊祭取材で同席した沖縄タイムス記者だ。他社が通り一遍の取材をする中で、原発事故で多くの町民が長い避難生活を強いられている苦難を参加遺族から聞き出し、「山川草木全てを汚し、人々の身も心も生業も傷付けたる悪行」と諷誦文で原発を断罪した導師の僧侶にもインタビューした◆聞くとわざわざ休みを取り沖縄から駆け付けたという。東京出身だが、この国が基地問題などで多大な負担と犠牲とを沖縄に強い続けていることに義憤を感じて1997年に同紙に入った◆これまでにも基地や安保、そして差別などの問題を市民の立場で報道し、著書もある。福島に赴いたのも、同じように「東京が、そして国が危険なものを押し付け、事故後もまともな対応をしていない」実態に、沖縄同様の差別と抑圧の構図を見たからだ◆福島に来た閣僚に鋭い質問を浴びせ、帰還困難区域の入り口に設けられた厳重なフェンスを見て、「住民を追い出す米軍基地のフェンスと重なります」と話した◆被災地に行っても行事を追うだけで多くの命が失われたことに無頓着に「復興の槌音」などと薄っぺらな見方をするのではなく、人々の苦と社会問題とを重層的に捉える姿勢、その記者としての感性に同じジャーナリストとして共感した。(北村敏泰)

マスク禍

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コロナ禍が長く続き、お寺の法要でもマスク着用が普通になってきた。読経する僧侶も参列する信者も、梅雨で湿度の高い中、互いを思いやって息苦しさを我慢している。町を歩いていても…

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どこに希望があるか 核軍事体制とコロナ後の世界

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