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共生

〈コラム〉風鐸2020年4月27日 11時20分

新型コロナウイルスが猛威を振るい、疫病・感染症を扱った書物が売れている。フランスの作家アルベール・カミュの代表作『ペスト』の売れ行きが急増し、今月100万部を超えたと出版社が発表した。ペストの大流行で封鎖された都市住民が疫病に立ち向かう設定がコロナ禍に似ていると話題になり、欧米でもベストセラーだという◆人類の歴史は疫病との闘いだ。中でもペストは何度も世界的流行を起こす。中世ヨーロッパでは総人口の3分の1以上が亡くなり、「黒死病」として人々を恐怖に陥れた。患者は世界で今も報告されている。日本でも明治から大正にかけて何度か小規模な流行があった◆日本でペストが終息に向かう頃、世界を席巻したのがスペイン風邪だ。世界で数千万人、日本で約40万人が犠牲になった。宗教界の動静や亡くなった宗教者の名前が当時の本紙で報じられている◆医学の進歩や公衆衛生の改善で、疫病は近い将来になくなるとの楽観的な予測もあったようだ。しかし今世紀になっても人類はSARS(重症急性呼吸器症候群)をはじめ新たなウイルスの脅威にさらされ続けている◆新型コロナの終息は見通せず、未知のウイルスも今後また現れるだろう。疫病の撲滅は困難で、むしろ「共生」すべきではないかとの主張も耳にする。ウイルスと共生する未来――人類はどんな社会を目指すのだろうか。(飯川道弘)

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