PR
購読試読
宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
今年度「宗教文化講座」中止のおしらせ
PR
宗教文化講座中止のお知らせ 墨跡つき仏像カレンダー2020

マイナスの影響

〈コラム〉風鐸2020年6月1日 16時31分

先月20日、米ニューヨーク市場で歴史的な出来事があった。1バレル=マイナス37・63ドル。原油・石油製品取引価格の国際的な指標の一つ、米国産原油(WTI原油)の先物価格が、史上初めてマイナスを記録した◆新型コロナウイルスの感染拡大に伴うエネルギー需要の激減は、世界的な原油の供給過多を生じさせた。過剰な供給が価格の大幅続落を招いた結果、売り手がお金を支払わなければ原油を引き取ってもらえない事態、「マイナス価格」に陥ったのだ◆原油価格が暴落する間、主要産油国の足並みは乱れた。3月6日、サウジアラビアを中心としたOPEC(石油輸出国機構)にロシアなどを加えた「OPECプラス」は閣僚級会合を開いたものの、価格の引き上げに欠かせない協調減産の割り当て量を巡って協議が難航、交渉は決裂した◆トランプ米大統領の介入を受け、OPECプラスが過去最大規模の減産に合意したのは4月12日。トランプ氏の介入は、11月の大統領選で再選を目指す同氏にとって、自国のエネルギー産業を守る姿勢をアピールしたい思惑があったとみられる◆原油価格を巡る一連の産油国間の外交では、世界経済への影響より自国の利益を優先する姿勢が目立った。コロナ克服と世界経済の回復には足並みをそろえた国際協調が欠かせない。自国第一主義の蔓延は、マイナスの影響しか及ぼさないだろう。(三輪万明)

ハンコと御璽

6月30日

「新しい生活様式」に押し出され、日本のハンコ文化は徐々に日陰のものとなっていきそうだ。ハンコの手間で仕事が停滞することもある。一日に何回も書類にシャチハタを押していると、…

観光の危機

6月22日

新型コロナウイルスは世界経済に大きな影響を与えている。中でも観光業の打撃は深刻だ。日本は成長戦略の柱として観光立国を打ち出し、今年に4千万人の外国人訪日客を受け入れる目標…

アフターコロナ

6月16日

新型コロナウイルスの感染が広がり始めた頃、寺院の将来に対する悲観論がよく聞かれた。「お寺に人が集まれなくなって檀家が離れていく」「葬儀や法事が行われなくなる」……◆危機感…

拡大する格差と差別 問われる「平等」の理念

社説7月3日

憲法第89条解釈 宗教界の広い議論が前提だ

社説7月1日

「震災伝承ロード」 伝える熱意と工夫が重要

社説6月26日
このエントリーをはてなブックマークに追加