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宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
今年度「宗教文化講座」中止のおしらせ
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宗教文化講座中止のお知らせ 墨跡つき仏像カレンダー2020

アフターコロナ

〈コラム〉風鐸2020年6月16日 16時27分

新型コロナウイルスの感染が広がり始めた頃、寺院の将来に対する悲観論がよく聞かれた。「お寺に人が集まれなくなって檀家が離れていく」「葬儀や法事が行われなくなる」……◆危機感を抱いた若手僧侶たちは、ネットを通じて法話や坐禅の会、仏教講座などを盛んに開いた。その結果、これまで寺院にあまり足を運ぶことのなかった人々との縁が広がっている。僧侶が悩み事に答えるサイト「hasunoha(ハスノハ)」にも感染や生活上の不安から相談が増えたという◆ネットだけではない。日蓮宗大本山池上本門寺が疫病退散を祈念する百万遍唱題を行い、併せて助行を呼び掛けたところ、1500人を超す人が3500万遍以上の唱題を奉納した。信仰心が薄れたといわれる現代人が、これほどの祈りを捧げたことに驚きを禁じ得ない◆日蓮聖人が『立正安国論』で「天変地夭・飢饉疫癘、遍く天下に満ち広く地上に迸る」と記した鎌倉時代に、新たな宗教運動が次々に生まれた。ではコロナ禍の現在、人はどんな宗教を求めるのだろうか◆自分の力ではいかんともし難い事態に直面した時、人はその状況を超えられる力に期待する。いずれコロナが終息、あるいは共存しながら暮らす日常を取り戻した時、信仰の入り口に立った人たちをどう受け入れ導いていくのか。宗教者の真価が問われるのはそこからだ。(有吉英治)

ハンコと御璽

6月30日

「新しい生活様式」に押し出され、日本のハンコ文化は徐々に日陰のものとなっていきそうだ。ハンコの手間で仕事が停滞することもある。一日に何回も書類にシャチハタを押していると、…

観光の危機

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新型コロナウイルスは世界経済に大きな影響を与えている。中でも観光業の打撃は深刻だ。日本は成長戦略の柱として観光立国を打ち出し、今年に4千万人の外国人訪日客を受け入れる目標…

「仕方ない」?

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拡大する格差と差別 問われる「平等」の理念

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憲法第89条解釈 宗教界の広い議論が前提だ

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「震災伝承ロード」 伝える熱意と工夫が重要

社説6月26日
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