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ハンコと御璽

〈コラム〉風鐸2020年6月30日 15時37分

「新しい生活様式」に押し出され、日本のハンコ文化は徐々に日陰のものとなっていきそうだ。ハンコの手間で仕事が停滞することもある。一日に何回も書類にシャチハタを押していると、ハンコ不要論に頷きたくなる◆ところで、天皇の印章は璽ともいう。「御名御璽」は天皇の親署と天皇御璽の印のこと。天皇の国事行為の「認証」として、御璽は法律等の原本や認証官辞令などに押印される。賭け麻雀で辞職した黒川弘務検事長の免官辞令にも御璽が押されていたはずだ◆養老令では「天子神璽」について「踐祚之日壽璽、寶而不用」とあり、続けて「五位以上位記、及下諸國公文」に押印する「内印」を規定している(公式令神璽条)。後者が今日の御璽につながるなら、「宝であって用いない」前者は三種の神器の「神璽」に当たるとも思える◆佐藤厚子氏の「『建武年中行事』雑考」によると、摂政関白藤原忠実の語録『富家語』に、神璽の筥の中身は印だとする説が記されている。同書をのぞいてみると、印章説が忠実の言として確かに出ている◆もっとも神璽は伝統的に玉、つまり八尺瓊勾玉とされてきた。実物を見た者はないらしいので、通説には従うしかない。しかし、神璽が王権の象徴(レガリア)としての印章であってもおかしくはない。実は金印なのでは、と秘かに想像をたくましくすることは許されるだろう。(津村恵史)

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