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マスク禍

〈コラム〉風鐸2020年8月3日 11時20分

コロナ禍が長く続き、お寺の法要でもマスク着用が普通になってきた。読経する僧侶も参列する信者も、梅雨で湿度の高い中、互いを思いやって息苦しさを我慢している。町を歩いていても、店頭に張ってあるマスク着用の注意書きを目にすることが増えた◆感染対策として当然の対応だ。ただ、感覚過敏の人は困っているという。外部からの刺激が過剰に感じられ、マスクの臭いで吐き気を催したり、肌がチクチクして耐えられないなど、着けたくても着けられない苦悩があるそうだ◆緊急事態宣言下では営業中の飲食店に嫌がらせをする「自粛警察」が問題となったが、今度は「マスク警察」の動きが出てきた。電車内でマスクを着けていない人を非難したり、公園でマスクなしで遊んでいる子どもに怒鳴ったり――◆みんなの安心安全のためのマスクであるはずだが、着用強制の意識が強まり過ぎてしまうと、「マスク禍」とも呼ぶべき新たな災いを生み出しかねない。その息苦しさは簡単に解消するものではないだろう◆新型コロナウイルスが厄介なのは、マスクを着けている人と着けていない人で、感染するか、させるかどうかが明らかに異なるという確証がないことだ。マナー違反だと責めるだけでは解決しない災禍であることに思いを致し、コロナ禍を転じて福となしたと後世にいわれるような振る舞いを心掛けたい。(有吉英治)

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