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宗教と文化の専門新聞 創刊1897年
第16回涙骨賞〈選考委員選評〉
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平時の訓練

〈コラム〉風鐸2020年9月1日 09時46分

問「消防士さんは普段何をしていますか?」答「火事が起きるのを待っている」――これは小学生の珍回答だが、消防署の前を通ると、消防士がはしごやロープで訓練している場面に出くわすことがある◆消防士は火事を待っているわけではない。普段から緊急時に備えて訓練を重ねている。火事場で敏速な活動ができるのは平時の訓練が行き届いているからだ。これは何事にも通じていることで、スポーツでは練習と言い、武道では鍛錬と言う◆考えてみれば私たちの日常生活は訓練の積み重ねで成り立っている。「這えば立て、立てば歩めの親心」といわれるように、生まれてからこの方、常に誰かに支えられ、分からないことを教わり、迷えば背中を押してもらい、生き方・振る舞いを学んで身に付け、鍛えられて育ってきた。自分だけの力でできるようになったことが一つでもあるだろうか?◆日常行動のいちいちが、本はといえば緊急時に備えての訓練のたまものといえるのではないか。緊急時といっても火事や地震や生死の一大事に出合うことだけがそうではない。今ここに生きていること自体が有ること難い(ありがたい)事実であるのなら、緊急時とは即今只今の瞬間である◆人生を無事に正しく生きるためには心の訓練も必要だ。心と行為の訓練を心掛けて一日一日を生きることが、我が身を危険から救う力となる。(形山俊彦)

環境への「利他」

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「がり勉」の「がり」は仏教用語の「我利」に由来するという。自分だけの利益を追求する意味で「我利我利亡者」の言葉もある◆我利最優先で展開してきた経済が、コロナ禍による自粛要…

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44年前の9月9日、中国共産党の最高指導者・毛沢東が82歳で死去した。日中戦争、国共内戦を戦い、中華人民共和国を建国。国家主席となり、社会主義化、中ソ対立、文化大革命、米…

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4年前の米大統領選を巡り、まことしやかにささやかれた陰謀説がある。民主党候補のヒラリー・クリントン氏が敗れたのは、とある勢力の秘密工作があったからという説である◆ある勢力…

オンラインの発信 宗教文化リテラシーの重要性

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