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ベトナム人の慈悲

〈コラム〉風鐸2021年1月19日 16時06分

「健康な葉は破れた葉を覆う」とはベトナムの言葉で、持てる者が持たざる者を支えるとの意味で用いられる。仏教国のベトナムでは、こうした慈悲の行いは当然とされる◆日本で働く外国人労働者の数は近年増加の一途をたどり、165万人に達している。周囲で外国人をよく目にするようになったとは思っていたが、その数を知ると改めて驚かざるを得ない。このうちベトナム人は中国人に次いで多く、40万人に上る◆群馬と県境の埼玉県本庄市には、ベトナムの尼僧ティック・タム・チー氏(43)が住職を務める大恩寺がある。ここでは新型コロナウイルスの影響で帰国できない技能実習生を保護し、約50人が年を越した。南国のベトナムでは想像できないほど底冷えするこの地で、大使館が出すチャーター便の出発をじっと待っている◆実習生や留学生を支援するのはタム・チー住職をはじめ在日ベトナム人ら。「困っている人に手を差し伸べるのは当然」と口にする彼らは、日本国内の路上生活者の支援にも熱心だ。都内全域の路上生活者に寝袋がいきわたるようにしたのも彼らだ◆経済を優先する社会は富めることに重きを置き、格差の助長もやむなしとする側面がある。そして、どの時代にも持てる者と持たざる者が存在する。だからこそ、私たちは仏教の精神に根差した彼らの姿勢に学ぶ必要があるのではないか。(赤坂史人)

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