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中外日報宗教文化講座2021
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時を戻す

〈コラム〉風鐸2021年2月8日 11時54分

小惑星の地球衝突は有史以前に幾度も起こり、気候変動、生物種絶滅など壊滅的な打撃を与えたとする説がある。地球に接近する小惑星の話題は比較的よく耳にするところで、早期発見監視システムが構築され、大災害が起こるのを回避する方法も検討されている◆小惑星衝突の危険度を表す「トリノスケール」は知る人も多い。最大レベル10では「文明の存続が危ぶまれる」。これまでの最高は2004年に見つかった小惑星アポフィスのレベル4で、局地的大破壊の可能性が1%以上という基準に一時的に該当した◆似た名称の「リオスケール」というものがある。「検出後のポリシー」といわれる指針で、地球外知的生命体の発見がもたらす影響(マスコミ、政治、宗教など)に重点を置き、存在確認後の初期判断に役立てる◆一方、好意的でない異星人に地球が「発見」される危険の基準「サンマリノスケール」もある。地球から宇宙へ向けて情報発信するリスクを10段階で示す。大航海時代以降の西欧諸国による蛮行を思えば危惧も当然か◆人類滅亡の危機回避の指標としては米国『原子力科学者会報』の「終末時計」がよく引用される。1月27日に発表された最新の時針は滅亡まで100秒。1947年に終末をカウントし始めて最短となった昨年と同じだった。これなら「時を戻そう」が可能なはずだ。(津村恵史)

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